perfume creation

弊社製調香作品Unite・2020winter

雨宮悠天による調香作品UNITE

 

2020年の年末にお客様方にお届けしました弊社製の香りのクリエーション「UNITE」の香りについて

 

2020年はコロナ禍で1年中感染症を予防する・感染させることを防ぐということに時間も労力も要しました。

 

そしてそれ以上に「世界中不安に包まれ、経済・教育・医療ありとあらゆる全てにおいて影響がある」、という影響そのものにストレスが存在しています。

 

休まることを知らない2020年の年末、弊社のお客様たちに1年の感謝の気持ちを込めて不安で緊張を強いられるこころと体をリリースする香りをお届けしました。

 

香りのギフトですが、「あたたかさの感覚体験のギフト」です。

 

 

あたたかさをもたらす香り:UNITE

 

こちらの香りのクリエーションは、トンカビーンやフランジパニといった南国に生息する植物のエッセンシャルオイルががキーフレグランスとなっています。

 

中でもトンカビーンに関してはバニラのような甘い香りで、それよりももっとオリエンタル、強力に心身をリラックスさせる作用が報告されています。

 

 

 

 

UNITE・香りのレシピ

 

空気中に解き放たれた瞬間から鮮やかなあかりを灯すかのようなトップノート、
優雅なネロリや心地よい夢の中へいざなうようなイランイランエクストラがミドルをつなぎ、
トンカビーンがラストノートまで残ります。

 

柔和な印象ながら鮮やか・明るく力強さを感じさせる香りです。

 

■□Recipe□■
Top note:Frangipani.Grapefuruite
Middle note:Ylanylan extra,Putigrain,Nerol,Blackpepper,Cardamon,Copaipa,Cajupute
Last note:Pacholi,Toncabean,Oakmoss,Violetleaf

 

 

あたたさかという感覚体験が2020年の香りのギフトの目的

 

話しが少し脱線します。

 

2012年、積もった雪を見たことがないというイタリア南部の友人に、雪をイメージした香りを送ろうと、「雪解けを体感できる作品」を調香しました。
>>2013年JAAフレグランスコンテスト入賞作HOLY SNOW

 

 

「雪を香りで再現する」とは、空気中に放たれた瞬間は冷涼感が感じられ、そして時間が経過するほどにどこかあたたかみを感じるような設計と仕掛けで実現させました。

 

具体的にはトップノートに冷たさを感じさせるエッセンシャルオイルを、そしてミドルノートからベースノートにあたたかさを感じさせるエッセンシャルオイルを配置。

 

陶器に香りを浸出させて空輸便で送ったその香りを手にしたイタリアの友人は「ずっと忘れない。本当に雪解けを体感してるみたいだった。」とメールをくれました。

 

このエピソードによって「調香という作業はただ好ましい香りをブレンドすればそれでいいわけでなく、何かのメッセージを伝えるためにある」というように認識させられたものです。

 

今回お届けしたUNITEの香りは、放たれた瞬間は鮮やかな太陽を思わせるような印象、時間が経過するごとに穏やかなあたたかさを感じられ、平穏そのものな雰囲気をまとっているかのような調香作品です。

 

思い思いに楽しんでいただけたらうれしく思います。

 

 

UNITEは”有機的な繋がり”

 

コロナ禍によって「1つ機能不全になると連鎖的に影響を受ける」というようにあらゆるものごとの機能不全が露呈しました。

 

2020年ほど免疫機能の低下が命に関わることであり、1つの業種がダメージを受けると関連する企業も影響を受けると認識させられた年もないでしょう。

 

2021年はそんな貴重な体験から、あらゆるものごと一つ一つをつなぎ、協力し合って復古に向かっていきたいものです。

 

そんな願いをUNITEという名の香りに込めています。

 

 

 

こうして生まれた香りのクリエーションをお気に召していただけたら幸いです。

 

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