GRACERSの受賞作品・コンテストエントリー作品

GRACESの受賞作品・コンテストエントリー作品

 

過去コンテストにエントリーした弊社製の調香作品にについてレポートしています。

 

※現在、コンテストへのエントリーにかける時間を拠出できないのでエントリーしていません。

 

 

JJAフレグランスコンテストグランプリ受賞作品:悠々みや美

雨宮悠天調香受賞作品悠々みや美イメージ

 

  • 2014年JAAフレグランスコンテストグランプリ受賞
  • コンテストテーマ:故人を見送るためのエンディングの香り
  • 同年JAA主催いやしのコンテストでの一般投票・事前審査・特別審査員による審査

 

 

グランプリ作品の審査

 

香料をアルコールで10%濃度に希釈した作品が以下の審査を経てグランプリ作品が決定された。

 

  • 一次審査:事前審査で5点の入賞作品を決定
  • 二次審査:癒しの祭典イベント当日に来場者による一般投票

 

特別審査員
  • おくりびとアカデミー・納棺師 木村光希氏
  • JAA名誉理事・タレント 原千晶氏

※応募数はおよそ100作品

 

木村光希師(後方右から2人目)&おくりびとアカデミーの皆さんと雨宮悠天(手前)

木村光希師と調香師雨宮悠天・グランプリ授賞式

 

 

フレグランスコンテスト受賞作品悠々みや美について

 

奥ゆかしい森とその中を流れる清らかな川辺にただよっているような厳かな香り

 

 

Fragrance image keyword

悠々とした自然美・煌々と光輝かしい優美なさま・みずみずしさ・荘厳

 

香りの移り変わりの設計

 

悠々とした奥深い森を流れるアクアノートがトップで香り、
雅やかで豪奢なナルシサスがミドルノートで煌々と華やぎをもたらし、
透き通る青色をしたブルーサイプレスの香りがベースノートで重く香りながら
故人と故人を見送る者の感情が清らかな川に流れて行く。

 

 

 

調香レシピ

素材:精油、植物性アルコール

 

  • TOP NOTE:lemon,lime,orange,spearmint
  • MIDDLE NOTE:京都北山杉,吉野ヒノキ,高野槇
  • LAST NOTE:blue cypres,sandalwood,rosewood,francincense,lotus
  • 等28種のエッセンシャルオイル  合成香料不使用

 

 

川辺をイメージさせるアクアノートにシトラスのエッセンシャルオイルを、
秘境のような奥ゆかしい森を思わせるウッディ調の香りを日本古来から伝わる樹木のエッセンシャルオイルで、
華やかさをネロリ、ナルシサス、睡蓮などの花の香りで表現。

 

 

特記事項:睡蓮ロータスについて

睡蓮

 

 

ロータスは”水から生じたもの”という異名を持っており、各地で下のように伝承されている。

  • インド:ロータスの葉が水をはじく性質から、汚れない無執着の心を象徴すると考えられている。
  • 古代エジプト:再生を意味し、故人を見送る際に欠かせないアイテムとされていた
  • 中国:生命力の象徴とされ、月夜の晩に蓮の花の香りを嗅ぐと未来が見えるとの言い伝えがある。

 

 

 

制作意図とその着想

調香受賞作品悠々みや美の草稿原案・メモ

【作品の着想時のメモ】調香受賞作品悠々みや美の候補は9パターンから、最終的に1作品として決定された

 

故人とそのおくり人の「感情」に着目。

 

両者の間で交わされた感情のコミュニケーションが記憶の中で生き続けるさまを表現しようとしたのが制作時の意図。

 

シトラスなど心を明るくさせる香りを多用し、おくり人をポジティブな未来へと導く意図を込めた。

 

 

 

 

JAAフレグランスコンテスト入賞作品:Holy Snow

holy snowイメージ

 

  • 2013年JAAフレグランスコンテスト入賞作品
  • コンテストテーマ:クリスマス

 

 

受賞作品の審査

 

香料をアルコールで10%濃度に希釈した作品が以下の審査を経て受賞作品が決定された。

 

  • 審査員長:パフュームデザイナー川上智子氏
  • JAA名誉理事 原千晶氏
  • 審査委員:アリベデパール坂入千佳、シンエイテック小林誠人、パフュームコンシェルジュユキリン 他

 

 

 

フレグランスコンテスト入賞作品Holy snowについて

 

クリスマスイブ聖夜に積もった雪を手に取ってみたときの雪解けの過程を香りで表現
また、ワクワクとしたこころ躍る日の瞬間をイタリアの陽気な太陽を浴びたシトラスで表現

 

 

Fragrance image keyword

神聖・嗅いだ瞬間がひんやり&次第に暖かみが増す・粉雪・キラキラした雪

 

香りの移り変わりの設計

イタリア産スペアミントによるトップノートが雪を手に取った瞬間のひんやととした感触を彷彿とさせ、
オークモスによるラストノートが雪解けのあたたかさをもたらし、
ミュゲ(すずらん)などの優しいフローラルノートがやがて訪れる春を感じさせる。

 

 

調香レシピ

 

素材:精油、植物性アルコール

 

  • TOP NOTE:spermint(made in Italia),lemon(made in Italia),bergamot(made in Italia)
  • MIDDLE NOTE:muget,jasmin
  • LAST NOTEfrancincense,oakmoss
  • 等30種のエッセンシャルオイル  合成香料不使用

 

 

特記事項:フランキンセンス乳香について

東方の三賢者とフランキンセンス

The Adoration Of The Magi 1504

 

 

キリスト生誕時に三賢者がフランキンセンス(乳香)・ミルラ(没薬)・金を持参、キリストはほかならぬフランキンセンスを手にしたとされる。

 

フランキンセンスは預言者を、ミルラや偉大な医者を、そして金は偉大な商人を意味した。

 

 

 

 

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制作意図とその着想

 

イタリア南部に住む友人から「雪を見たことも触ったこともない」と聞いたことをきっかけに着想した作品。
雪を見たことのない人が雪を手に取り、冷たい感触を感じ取った時の感覚を香りによって疑似体験することを目的とした。

 

 

 

 

JAAフレグランスコンテスト入賞作品:SKIN

 

  • 2014年JAAフレグランスコンテスト入賞
  • コンテストテーマ:交流

 

 

作品の審査

 

香料をアルコールで10%濃度に希釈した作品が以下の審査を経て受賞作品が決定された。

 

  • 審査員長:パフュームデザイナー川上智子氏
  • JAA名誉理事 原千晶氏
  • 審査委員:アリベデパール坂入千佳、シンエイテック小林誠人、パフュームコンシェルジュユキリン 他

 

 

 

フレグランスコンテスト入賞作品SKINについて

 

香りを身に纏う感覚をイメージさせる作品。

 

マリリンモンローが「シャネルの香水NO5を着て眠っている」と言ったように、現代女性なら一度はそんな風に香りを纏ってみたいと思う願望を花のローブをイメージさせる香りで叶えることを目的として表現した。

 

現代女性が極上の香りとコミュニケーションしながら自我と対峙するようなイメージ

 

 

Fragrance image keyword

柔和・気品・花によるローブ

 

香りの移り変わりの設計

ブルガリアンローズ、オスマントス、イランイラン、マグノリア、フリージアといった豪華絢爛なフローラルノートが彩る
時間の経過とともに次々と現れる花の香りが、移り気的現代女性そのものを華やかに表現している。

 

 

調香レシピ

 

素材:精油、植物性アルコール

 

  • TOP NOTE:bergamot,mandarin
  • MIDDLE NOTE:Bulgarian rose otto,rosalina,ylan ylan,jasmin,magnolia
  • LAST NOTE:francincense,othmantos,firneedle
  • 等26種のエッセンシャルオイル  合成香料不使用

 

 

 

ほかエントリー作品

 

WOODONE空間デザインコンテスト2017年2次選考通過 都市の商業施設における樹木系の香りによるアロマ空間デザイン
御協力:医療法人社団 ヨシノデンタルクリニック

 

 

 

 

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