調香受賞作品
過去コンテストにエントリーした調香作品にについてレポートしています。
イタリア南部に住む友人から「雪を見たことも触ったこともない」と聞いたことをきっかけに着想した作品。
雪を見たことのない人が雪を手に取り、冷たい感触を感じ取った時の感覚を香りによって疑似体験することを目的としている。
精油のもつひんやりとした体感をもたらす特性をトップノートで表現。
それはスペアミントなど、嗅いだ瞬間から冷涼感を感じさせる香りによって構成されている。
そしてラストノートでは温かみを感じる樫の木の苔の香りや春の花が香り立ち、雪を溶かす春を感じさせる。
時間の経過とともに、香りを嗅いだ人が雪解けと対峙し自らの感情の動きを感じられる作品である。
その様汚れのない純粋な感情の動きであるということと純白な雪のイメージをかけてタイトルをholy snowとしている。
悠々青々とした川の流れに全ての感情を託し、おくりびとが暖かで優しくポジティブな未来へ向かって行く有様を描いている。
調香されているのは奥ゆかしい日本文化を象徴する雅やかな香り。
透き通る青色をしたブルーサイプレスの香りがトップノートに香り、故人を見送る者のはなむけの感情が動き出す。
Holy Snow
2013年制作 JAAフレグランスコンテスト入賞
素材:精油、植物性アルコール
作品意図
イタリア南部に住む友人から「雪を見たことも触ったこともない」と聞いたことをきっかけに着想した作品。
雪を見たことのない人が雪を手に取り、冷たい感触を感じ取った時の感覚を香りによって疑似体験することを目的としている。
精油のもつひんやりとした体感をもたらす特性をトップノートで表現。
それはスペアミントなど、嗅いだ瞬間から冷涼感を感じさせる香りによって構成されている。
そしてラストノートでは温かみを感じる樫の木の苔の香りや春の花が香り立ち、雪を溶かす春を感じさせる。
時間の経過とともに、香りを嗅いだ人が雪解けと対峙し自らの感情の動きを感じられる作品である。
その様汚れのない純粋な感情の動きであるということと純白な雪のイメージをかけてタイトルをholy snowとしている。
悠々みや美
2014年制作 JAAフレグランスコンテストグランプリ受賞
素材:精油、植物性アルコール
作品テーマ:故人を見送るためのエンディングの香り
作品意図
悠々青々とした川の流れに全ての感情を託し、おくりびとが暖かで優しくポジティブな未来へ向かって行く有様を描いている。
調香されているのは奥ゆかしい日本文化を象徴する雅やかな香り。
透き通る青色をしたブルーサイプレスの香りがトップノートに香り、故人を見送る者のはなむけの感情が動き出す。
調香に使用した香一例
- 京都北山杉
- 吉野ヒノキ
- 高野槇
- 水連 等。
SKIN
2014年制作 JAAフレグランスコンテスト入賞
素材:精油、植物性アルコール
香りを身に纏う感覚をイメージさせる作品。