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乳がん予防のセミナーレポート

乳がん予防のアロマセラピー

 

本稿は大塚製薬株式会社様ならびにNPO法人トータルケア様、むらた日帰り外科手術・WOCクリニック様で開催されたセミナーで講師を行わせていただいた際のレポートです。
日本アロマコーディネーター協会会報誌2016年8月発行協会誌への寄稿した内容を原文通り転載しております。

 

↓↓【JAA日本アロマコーディネーター協会会報誌】 テキストでも下記よりご覧いただけます。

大塚製薬様主催乳がん予防セミナー

 

 

クライアント医療施設様とのヘルスケアセミナー開催

 

昨年夏からそれまでのアロマ空間演出を医療施設に特化して行うようになり、御縁を頂いた先生方からヘルスケアセミナーをご依頼頂く機会が増えています。
本稿では、日が新しい二つのセミナーについてレポートを行います。

 

報告の前に「医療施設専門のアロマ空間演出」とは何かですが、精油の持つ「痛みや不安や待ち時間のイライラの緩和」、「気持ちを明るく前向きにする作用」などの機能性を利用した患者さんの通院をサポートする目的の香演出の事を言います。

 

この演出をご依頼頂いている先生方は、食事療法や運動療法など医療以外でも質高きヘルスケアを追求している先生方が多いため、日頃自然に同様な話題が上る事が多かったように思います。

 

セミナーレポートは、いずれもこの医療施設専門のアロマ空間演出を日頃からご愛顧くださる先生方と行わせて頂いたものです。

 

 

大塚製薬株式会社様並びにNPO法人トータルケア様主催の「貴女のためのヴィンテージライフセミナー」

 

大塚製薬株式会社様並びにNPO法人トータルケア様主催の「貴女のためのヴィンテージライフセミナー」では、リウマチ・内科宗像靖彦クリニック院長宗像靖彦先生と一緒にセミナー開催させていただきました。

 

セミナーご参加者一般女性に対し精油による乳がん予防のお話をした背景は、乳がんの急速な罹患率の高まりや、著名人の相次ぐ罹患報道もあり、女性疾患の心配が急増しているためです。

 

乳がんの原因とされているのは「エストロゲンによる乳腺の刺激」ですが、その他、「乳がん好発部位と乳房付近の腋窩リンパとの関係性」も見逃せません。

 

乳がんの好発部位

出典:医療法人光仁会

 

センチネルリンパ節

出典:がん情報サービス

 

この予防策として欧米化した食生活の見直しの他「抗エストロゲン作用を持つ精油でのケアと、免疫機能の正常化としてのリンパケア」とを併せて行う事は大変有用です。

 

ラベンダー精油の抗エストロゲン作用

出典:資生堂による特許

 

※抗エストロゲン作用を持つ具体的なマッサージオイル・精油は最下部リンクをご参考

 

症状・原因など情報を精査すると研究データのあるアロマの論文が見つかることもあり、驚くほど予防の可能性が広がります。

 

一般女性に伝える際には、研究論文など確実なデータをもとに簡潔・明快に伝えることが求められます。

 

女性疾患の不安が急増する中、これからの現代女性の生き方にアロマセラピーのヘルスケアとしての側面がいっそう認知されることが望まれます。

 

宗像先生からは、大塚製薬エクエルのお話の他、興味深いヘルスケア哲学のお話しがありました。

 

先生がいつも仰る「健全な魂は健全な肉体に宿る」というユゥエリナリスの言葉には「年とったら欲張らず、望みを健康くらいにしておけ」という諭しが込められているそうです。

 

健やかな心身は、この通りシンプルな思考と生活から生み出されるものではないかと思います。

 

 

日帰り外科手術・WOCクリニック様での在宅ケアとアロマセラピー

 

そしてむらた日帰り外科手術・WOCクリニック様のセミナーでは、多くの在宅ケアの看護師さん達に向けて「在宅ケアに生かすアロマセラピー」といったテーマでお話しさせていただきました。

 

日頃様々な先生方と接点を頂く中で、「医療だけでは解決できない課題が山積している」という話をお聞きします。

 

そうした対話の中で生まれた「在宅アロマケアノウハウ集」は、「ちょっと立ち行かなくなった」という時に安全に行えるものです。

 

 

認知症中核症状だけでなく周辺症状を良く見て見ると、精油が症状を緩和できる点が多くある事が分かります。

 

実際在宅の現場または高齢者施設では「アロマを使ったからすぐに認知症が改善する」といった期待は禁物で、日々漫然と目視するだけでなく、高齢者の様子や変化を簡単にでも記録として残しておくことが必須です。

 

ある程度の時間経過の中でゆとりから思わぬ変化が生まれやすいのも確かであり、そして客観的な記録から読み取れる変化もあるでしょう。

 

 

 

「運用がシンプルで侵襲性がなく、ケアする人の味方になる」というセミナー主旨が伝わったのか、ご質問が止まなかったのが印象的でした。

 

ステップアップを目指すスクール修了生にも参加してもらい、自分にとっては二つの意味で有意義な時間となった気がします。

 

 

まとめ

 

弊社が医療施設様と接点を頂いていることは紛れもなく「緊急性の高い人のヘルスケアに貢献する目的」です。

 

課題を抱えクリニックに訪れる人の多くは元を辿れば精神的な要因が肉体の症状として表れていることも多いのではないでしょうか。

 

心身はいずれかがダメージを負えばいずれもバランスを欠きます。

 

精油は香をとおして深い呼吸を促して心身をつなげる役割を果たすため、日常のマイナートラブルに役立つ機会は多く、上のような事例においてセラピストが取り組む領域が増えるのも確かです。

 

 

セミナーなどで多くの女性と接する機会では「アロマセラピーがファンタジー性の高い余興の存在」のままであることに驚かされます。

 

しかし乳がんや認知症の予防として有効な手段となるアロマセラピーを単純な癒しの存在として封印している場合でもありません。

 

世間の一般的なイメージがファンタジー性の高いイメージであろうと、女性が求める結果や悩みや現実を良く知り、その解決策の一手段として伝えていくことが求められているからです。

 

全ての人が香りを好む訳でもありませんが、現代人の心身の課題を解決する手段としてなお無限の可能性を秘めていることは疑いの余地がありません。

 

日頃ご縁を頂いている先生方と今後もこのような活動ご一緒させていただき、質高きヘルスケアに貢献していきたいものです。

 

セミナー開催に限らず、日頃からご指導頂いているむらた外科熊谷英子先生、協会楢林先生、サポートくださる全ての方に心より御礼を申し上げます。

 

 

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