調香現場3

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まるで水のような

印象の香りを

どう組み立てるのか。

ISSEI MIYAKE

LEUDE ISSEI

※調香の組み立て方に

ついてのみ言及


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まるで水のような印象の香り

を好むような方がいます。

存在感のある

キツイ香りではなく

ほのかな雰囲気の香りに

美学を導き出せる方です。

そうした印象の香りを作成するために

参考になるのが

ISSEI MIYAKE

LEUDE ISSEI

という名の

言わずと知れた有名な香りです。

この香りの特徴は

なんといっても

ゆず。

まるでゆずの透明な水

を冷やしたような

印象の香りです。

ですが

冷たい棘棘しい印象はありません。

この香りを再現することは

なかなか困難で、

柑橘独特な苦みやえぐみを、

気にならないまでに

消し去ることが

必要とされます。

また、この香りの特徴的な点と言ったら

もうひとつ

シナモンと

コリアンダーと

ナツメグと

3種のスパイスの香りが入っていること。

どれも

少しでも油断してしまうと

繊細な柚子水の印象を

台無しにしてしまうような

強烈なスパイスの香りがブレンドされています。

ロードイッセイは

この三つの香りによって

柑橘独特な苦々しさを

消せるまでの超微量な調整を強いられる香りです。

アロマで最も強烈な香りの一つである

シナモンの香りに至っては

スポイトの入口に

ほんのわずかなシナモンの香りを

付着させて

コットンなどでふき取り

超ごく微量をブレンドして

香りの仕上げに使用するのです。

不思議と

これだけの調香工程を踏むだけで

全てが解決することもあります。


香りは

御提案する方のイメージによって作成しますが、

この柚子の水のような

印象の香り

温和で

やさしく

洗練されたイメージ

です。

施設の長である方の

そのもののイメージが

やはり空間演出の香りのテーマには

お似合いです。

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