調香現場2

調香する上で

それを外しては作品を作成する意味すらなくなってしまう

概念と言ったら、

何と言っても

「再現性」です。

この時期によく作成するのは

新緑の香りですが、

それにはなんと言っても

その瑞々しさや爽やかさが

嗅いだ瞬間から

人の心身にパワーをもたらす、

という特徴があります。

それは華美な香りとはかけ離れた

人のバイタリティを引き上げる躍動的な香り

だと思っています。

お待たせしてしまっていた

クリニック様のオーダーの香りは

五月雨が上がった直後の

瑞々しい新緑をイメージ。

連休初日の調香です。

新芽と雨

雨が上がった時に新芽の香りが

どことなく漂う

柔和で優しいイメージの香りとなりました。

雨をどう香りで表現するかは

作品ごとに異なりますが

今回のような

やわらかなイメージの際は

水連

など水を好んで生息する香りを選びます。

思うに、

ある情景を

香りでもって再現するときに

必要なのは

五月雨上がりの新緑の香りなどと言った作品のテーマから

 一旦離れることです。

「水連の花の香り」といった香りのイメージを

「水辺に生息する植物」というようように視点を変え直し、

雨といったもう一つの重要なテーマへと結び付けて

再現性や作品力を上げていくことです。

ですので再現性は作品の力を引き上げる

欠かせない要素とも言えます。

僅か0,2滴で

まるで違った印象になる

香りの変化は

新緑同様 躍動的です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です